前回の続きです。どうにかしてBIOS起動するよう色々試してみました。
解決策について
ざっと2つです。
CMOSクリアを実施する
BIOSアップデートやハードウェアの構成変更を行った際にBIOS起動しなくなった場合に有効な手段のひとつです。BIOSの設定はCMOSに保存されていますが、これが悪さして起動しなくなることがあります。
実際の手順についてはテックウィンドさんのほうで詳細な手順があります。
#ASRockのマザボではないですが参考になります
CMOSクリアすれば直るだろうとたかをくくっていましたが、残念ながら動かず……。
メモリを4枚刺しだったので、1枚に減らして最小構成にしたり色々試しましたが無理でした。
ROM焼きを実施する
何を試してもうんともすんとも言わないので、ROM焼きに踏み切りました。
症状
・電源自体は入るがBIOS画面に遷移しない
・ファンが最大になったり下がったりを繰り返す
・モニタへの出力はなし(iGPU、GPUのどちらでも不可)
・USBも認識しない
・ビープ音すらならない
ROM焼きで試したこと
最新版を再度書き込みを実施すればいけるだろうと試しましたがそう簡単にはうまくいかずorz。
以下のバージョンを試してみましたが改善は見られませんでした。
ROM焼きした BIOSのバージョン | 結果 |
4.30 | BIOS画面遷移せず |
3.30 | BIOS画面遷移せず |
1.90 | BIOS画面遷移せず |
1.10 | BIOS画面遷移せず |
他に試したこと
ROM焼きするツール的にはうまく書き込めたと認識しているので、BIOSのファームウェアを記憶するメモリには問題なさそう……。
ますます原因がわからなくなりましたが、ふと別のPCメモリが自宅に眠っていることを思い出したので、BIOSアップデートによってメモリ相性問題が勃発……?を疑ってみました。
#インテルCPUでメモリ相性問題はあまり聞いたことないのですが……
#今まで何度もメモリ交換してきましたが経験ゼロ
Team製の16GB×4のメモリを挿しているのを、初期に浸かっていたSamsung製の8GB×2のメモリに変更。
念の為再度CMOSクリアして電源を入れましたが症状変わらず……。
挿すメモリの数を1つに変えたところ……、なんと起動してしまいました……。
バージョンが1.10と古いので、今回はUSBにファームウェアを用意し、BIOS画面から3.30にアップデートしたところ無事、問題なく更新されました。
#4.30は怖いので3.30を選択……
総括
BIOSアップデートでここまで苦労させられるとは考えてもいませんでした……。
以下、個人的な教訓まとめです。
・発売から年月が経っているマザーボードのBIOSアップデートはなるべく実施しないこと
#万が一交換することになったときに高くつく
・ROM焼きに踏み切る前にメモリを挿している数に加えて、メインで使用しているメーカー以外のメモリでも試してみること
CPU換装でマザボアップデートしないと使用できないとかない限り、気分で最新版にする行為は危険であることを学んだ数日となりました。
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