はじめに
最初に紹介するのは、戦艦1空母2……といったスタンダード編成ではありません。
普通、スタンダードな編成を紹介するのでは、と思う方もいるかもしれませんが、そういった編成は既に紹介されているからです。
ですから、検証されていないかつ、有用性のある編成を優先的に紹介します。
紹介するのは、空母4重巡2かつボーキ消費130編成です。
検証する前の背景
私自身、空母主体の編成で周回する経験は検証する前はありませんでした。
理由はボスでS勝利を狙いたいので、戦艦1隻を投入した重めの編成で周回していたからです。ドロップの陸奥狙い、的確に述べるならば41cm確保のためですね。改修をするとさまざまな装備に使われるケースが多いので貴重です。
それとレベリングも兼ねています。なので資材効率が悪かろうとレベリング兼戦果稼ぎと割り切っていました。
熟練度が実装されても特に編成を変えることはなく旧式編成で周回していたという過去があります。
コンセプト
空母を4隻使い、ボーキ消費量をコントロールする。
空母4隻を起用したときのボーキ消費量に応じて他の資材がどう変化するかを検証していきます。
今回のボーキ消費量は130です。
予定では100→120-130→150-160と三段階で検証したかったのですが、計算ミスによりボーキ消費量が100にならなかったのでボーキ消費量100パターンは飛ばしています。
編成
平均ボーキ消費量:133.0718
制空値:373~377
触接率:96.5%
旗艦と雲龍
蒼龍改二と雲龍はダブルアタッカーにしてみました。蒼龍と雲龍が交互にMVPをとり、雲龍の被弾自体を下げることを狙いました。
結果として雲龍へのバケツ使用料は1個となりました。キラキラの影響は少なからず受けていると推測できます。
稀に蒼龍が全部MVPだったり、時々葛城がMVPだったりするのでずっと雲龍がキラキラを維持出来ているわけではありませんでした。とはいえ、8割はキラキラしていた感じです。
蒼龍を起用した理由は「火力がある+レベリング」です。ですので飛龍改二で十分問題ないですが、スロット数の問題で蒼龍より若干ボーキ消費量が増えます。燃費を気にしないのであれば、装甲空母でも問題ありません。
重巡
パスタ砲を装備しています。理由はドラム缶を載せた航巡より先に攻撃してもらうためです。
雲龍
さきほど述べた通り、準アタッカーにするため整備員を載せて火力をあげています。また初戦でMVPをとってほしいこともあり副砲ではなく整備員を起用しています。
旗艦と葛城
二人には副砲を載せ、航巡より先に攻撃してもらう確率をあげています。
天城
二式艦上偵察機を27スロットに積んでいるのはボーキ節約のためです。彩雲を積むかはお好みでどうぞ。
熊野
ドラム缶係。燃費の良い最上型を採用。
統計
同一編成で20回出撃した結果です。
比較しやすいよう5-4水上編成研究室さんと同じ統計方法を採用しています。
ですので以下の注釈は同じものとなっています。予めご了承ください。
・バケツは中破したら即使用(正確な統計を取るために基準を設ける)
・入渠費用、ドラム缶で回収できる燃料込み
・全消費資材をボスマス勝利数で割って平均周回コストを計算
・ドロップカットはしない
燃料 | 弾薬 | 鋼材 | ボーキサイト | バケツ | タイム | 入渠した艦娘 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 63 | 205 | 0 | 165 | 0 | 297 | ||
2 | 131 | 205 | 129 | 115 | 1 | 247 | 葛城 | |
3 | 182 | 205 | 225 | 125 | 2 | 256 | 熊野 | 天城 |
4 | 63 | 205 | 0 | 105 | 0 | 260 | ||
5 | 63 | 205 | 0 | 160 | 0 | 293 | ||
6 | 63 | 205 | 0 | 130 | 0 | 252 | ||
7 | 152 | 205 | 168 | 105 | 1 | 265 | 熊野 | |
8 | 120 | 205 | 108 | 190 | 1 | 291 | 熊野 | |
9 | 63 | 205 | 0 | 110 | 0 | 298 | ||
10 | 125 | 205 | 117 | 165 | 1 | 301 | 天城 | |
11 | 131 | 205 | 129 | 95 | 1 | 278 | 雲龍 | |
12 | 239 | 205 | 335 | 140 | 2 | 287 | 蒼龍 | 葛城 |
13 | 170 | 205 | 201 | 140 | 2 | 290 | Prinz | 熊野 |
14 | 117 | 205 | 102 | 115 | 1 | 260 | 天城 | |
15 | 63 | 205 | 0 | 165 | 0 | 273 | ||
16 | 117 | 205 | 105 | 130 | 1 | 254 | Prinz | |
17 | 63 | 205 | 0 | 145 | 0 | 286 | ||
18 | 143 | 205 | 150 | 150 | 1 | 278 | 葛城 | |
19 | 63 | 205 | 0 | 140 | 0 | 296 | ||
20 | 63 | 205 | 90 | 135 | 1 | 289 | 熊野 | |
小破以下艦修復費 | 169 | 0 | 320 | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | 2363 | 4100 | 2179 | 2725 | 15 | 5551 | ||
平均 | 118.15 | 205 | 108.95 | 136.25 | 0.75 | 277.55 |
考察
なかなかの結果だと思います。
編成の良し悪しの判断ですが、私は基本、平均バケツ消費量が1以下か否かで判断しています。次に他の資材の消費具合ですね。また周回速度も早いほうが資材の消費量は減少する傾向にあります。
ボーキの平均が予想と離れているのは1回だけ190も消費しているせいです。あとは数回160がちらほら。
平均バケツ消費量が0.75、タイムも5分を切ったことから、ボーキ消費量130は適切な値と言えます。
成功した部類の編成と言えるでしょう。
次はボーキ消費量を30ほど増やした編成で周回します。ボーキ節約をするしないで差がでるのかを探っていきたいと思います。